EDには複数のタイプが存在するため、勃起機能の低下に悩んでいるのでしたらどれにあてはまるのかチェックしてみることが大切です。
そして自分に合った対策を始めることによって、克服への近道となります。現在、国内の25%程度がEDに悩んでいるという調査結果があります。珍しい、また恥ずかしいトラブルではありません。
50代や60代だけでなく、30代や40代でもEDの日本人男性はいるのです。

タイプ別のED

冒頭で述べたように、EDにはいろいろなタイプが存在します。
それぞれの名称は以下のとおりです。

  • 器質性ED
  • 心因性ED
  • 薬剤性ED
  • 混合性ED

器質性EDは物理的要因、また心因性EDは精神的な要因によって起こるEDです。
薬剤性EDは特定の医薬品の副作用から起こるEDで、混合性EDは器質性EDと心因性EDを併発している状態です。

器質性EDと心因性ED

器質性EDは血管障害や神経障害、内分泌機能低下によって起こります。
年齢の高まりのほか、生活習慣病に起因する動脈硬化、オペを受けたことによるペニス付近の神経損傷、事故などで発生した伝達神経の損傷、男性ホルモンの分泌減少などが原因で起こります。
一方の心因性EDは現実心因や深層心因によって起こります。現実心因は性行為にあたっての過度な緊張や焦り、家庭が上手くいっていない、性的なコンプレックスなどが該当し、自分で何が原因か気づきやすいのが特徴です。深層心因は自分で何が原因か気づきにくいのが特徴です。小さいころのトラウマ、無意識下に押し込まれた怒りや憎しみ、同性愛者であるために異性に対する性的欲求や興奮がなく、勃起しないことなどが含まれます。

薬剤性ED

たとえば生活習慣病の一種である高血圧の治療中の方が服用している降圧薬によっても起こります。また、うつ病などの精神疾患にかかっている人が服用する抗うつ薬や精神安定剤、睡眠薬などによっても起こります。
頭痛薬や解熱薬、消炎鎮痛薬といった、普段服用するような医薬品によっても薬剤性EDの症状が副作用として引き起こされることがあります。添付文書にEDの症状が副作用として出るという注意書きがないこともあり、原因が薬にあることに気づけない可能性が高まってしまいます。

タイプ別EDの医療機関における対応

病院やEDクリニックへ行くことによって、EDの治療を受けることが可能です。
何が原因となって勃起不全や勃起障害、インポテンツ、中折れといったトラブルを抱えているのかによって、異なる治療方法が選択されることになります。もっともポピュラーな治療方法は、ED治療薬(勃起薬)を使った方法です。バイアグラやレビトラ、シアリスやこれらのジェネリックを服用する治療法です。服用によって作用が続く間、ペニスへの血流を改善して性的刺激を受けたときの勃起の起こりやすさや維持をサポートしてくれます。

外科的療法

血管障害によって勃起力が失われてしまっている場合、バイパス手術やカテーテルの挿入で回復を図る方法が選択されることがあります。
また血管障害に対しては陰茎脚結紮術という外科的療法や、深陰茎背静脈の動脈化するか、切除を行う治療方法が選択される場合もあるでしょう。
そのほかの手術療法として、プロステーシスという方法をあげることもできます。ペニスに直接施術する方法で、シリコン素材の支柱を埋め込みペニスが勃起した状態にします。病気や事故などにより、自力でチンコが勃たなくなった方の治療として選択される手術です。

そのほかの治療方法

ED1000やICI療法といった治療方法も存在します。ED1000はマシンを使用してペニスに衝撃波をあてて、血管を形成させる方法です。手術が不要で回復が見込めるとして評価されている治療方法です。
対してICI療法は、男性器の海綿体に薬を注射し、血管を拡げる方法です。優れた効果を発揮してくれますが、現状において日本では未承認であるため、自己責任で治療を受けなければいけません。

家庭でのED対策

医療機関において、心因性EDに対してはカウンセリングを行う方法があります。
性的なコンプレックスを取り除くための包茎手術や長茎術、増大治療なども行われています。さらに男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌が減少しているのが原因のEDに対しては、注射などによるホルモン補充療法が行われています。
薬剤性EDに対しては、医師の判断によって薬の服用を中止したり、勃起力に影響しない種類の薬に変更したりします。
こうしたタイプ別のEDに対して適切な治療方法が選択されていますが、家庭で行えるED対策もぜひ実践したいところです。根本的な解決を目指せることもあるためです。

精力剤の服用

ED治療薬以外にも性欲や精力、勃起力、増大に効果的な精力剤が市販されています。
精力サプリや増大サプリ、強壮剤や強精剤などと呼ばれているものがあたります。2~3ヶ月間にわたって毎日服用し続け、性行為時にはED治療薬を服用する併用療法は、ED改善に期待できる研究結果が示されています。
購入する商品の原材料としてはスッポンやマムシ、トンカットアリやマカ、クラチャイダム、高麗人参、ニンニクなどが配合されているものも良いでしょう。
また成分として亜鉛やアルギニン、シトルリン、ポリフェノールやビタミンBが配合されているものがおすすめです。

生活習慣の改善

EDの発症や悪化には生活習慣が関わっています。
不規則な生活リズムや偏った食事、運動不足や睡眠不足、ストレス、喫煙や過度なアルコール摂取など。これらはすべてチンコの勃起力に悪影響を及ぼすのです。
起床時間や就寝時間は統一し、早寝早起きを習慣化するほか、栄養バランスの取れた食事を精力剤も上手く組み合わせて摂取しましょう。また、有酸素運動や下半身を鍛えるトレーニングに励み、毎日良質な睡眠を十分な時間確保します。体を動かすことやよく休むことはストレス発散にも効果的です。タバコは禁煙に取り組むか本数を減らし、飲酒も禁酒するか適量にとどめ、週に2日は休肝日を設けましょう。

深刻な病気やケガなどが原因に潜んでいないEDであれば、家庭での対策にしっかりと取り組むことだけでも改善する可能性は十分にあります。
ただ、生活習慣病のように初期の自覚症状が少ない原因が隠れていることもあるため、なるべく医療機関へ行って健康状態をチェックしておいたほうが良いでしょう。